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Lastupdate:2008/09/05


都市型集中豪雨

最近、狭い範囲で短時間に降るタイプの集中豪雨が増えている。都市やその周辺で多いことから「都市型の集中豪雨」と呼ばれることもある。
 
 どんなものかというと、
■同じ場所に短時間に激しく降る
■暖かく湿った空気が入道雲に
■ヒートアイランド現象も影響
■どこに降るか予測が難しい


 地面の近くに暖かく湿った空気があり、空の高い所に冷たい乾いた空気がある時、暖かく湿った空気は空高く上って入道雲になる。湿った空気は上空で冷やされ、雨になって降ってくる。夏は強い日差しで地面の近くの気温が高温になるから、上空の冷たい空気との温度差がとても大きくなるので、短時間で勢いよく入道雲ができて、激しい雨を降らせる。
 ちなみに、1時間に50ミリ以上の雨が降った回数は、1976年〜87年では、年平均162回だったのに、98年〜2007年には238回に増えた。
 はっきりしたことはまだわからないが、温暖化で気温が高くなると、空気中の水分が多くなって入道雲ができやすくなり、豪雨が増えたと考えられる。
それに都市の温度が高くなる「ヒートアイランド現象」も関係が深い。電気やガソリンをたくさん使って多くの熱を出したり、高層ビルが増えて風が遮られたりすると、空気が暖められ、入道雲ができやすくなる。東京の平均気温は100年間で約3℃上がっている。
 1時間に50ミリ以上降る雨になると、傘は全く役に立たない。50〜80ミリの非常に激しい雨は滝のように降り、都市では地下室や地下街に流れ込んだり、マンホールから水が噴出したりする
 例えば東京の中心では、建物や道路などが地面の92%を覆っている。アスファルトやコンクリートに雨水はしみこまないから、降った雨のほとんどがすぐ川に流れ込んでしまう。
地面より低い川やマンホールでは、たとえその場所で雨が降っていなくても、あっという間にあちこちから水が集まって急に水位が上がり、とても危険である。
 豪雨を起こす入道雲は、思いがけない場所に突然できて、突然消えるのが特徴。だから、どこで降るか予想するのは今の技術では難しく、気象庁の注意報が間に合わないこともある。周りが不晴れていても油断はできないのである。

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